世田谷公園:緑あふれるプレーパークで憩いのひとときを

雑誌の撮影場所にもよく使われ、近隣の人々にとっての憩いの場所になっている世田谷公園。

 若者文化の発信地渋谷を抜け池尻大橋駅付近に来ると、整然としたアパート群が並び立つ一角、広い敷地を持つ池尻小学校の向かいに、緑豊かな世田谷公園が見えてくる。

 すぐそばには高速道路が入り組む大橋JCTがあり、付近に高層ビルが立ち並ぶ中にあって、園内の広々とした野球場やテニスコートが、開放的な気分にさせてくれる。

 禁止事項はいっさい設けられず、園内で遊ぶ人たちの自主性、先進性を重視するプレーパーク。

 なかでも昭和57年に設置され、休日に園内に植えられた木々の間を走るミニSL[ちびくろ号」は、子供たちに大人気。

 さらに公園の片隅には、実際に戦前から昭和47年まで運行していたSL車輛も展示され、大人たちを日常を忘れた懐かしいひとときへといざなう。

 鬱蒼とした木立の間をめぐる緑道は、ほどよく日差しが遮られ、早朝のマラソンコースや、サイクリングコースにもうってつけ。

 天気の良い日には、公園の中心にある大きな噴水のまわりを囲む、なだらかな傾斜のついた芝生の上に寝ころび、降り注ぐ日差しを浴びながら昼寝をするのも良いだろう。

 家族連れやカップル、犬を散歩する人たちなどでほどよい賑わいを見せる世田谷公園は、訪れる人々に心豊かな時間と空間を与え、日々の忙しさから解放させてくれる場所。

 晴れた休日などに、東京ドーム1.5倍の広さの園内を一巡し、豊かな自然に触れ、ゆったりとした空間の中で心身ともにリフレッシュしてみてはいかがだろうか。